長次郎200年忌200碗の一つ　楽家九代吉左衛門　了入　表千家13代即中斎　書付

名家秘蔵　美術館級　名品茶道具　楽家旧蔵
寛政元年(1789年)了入34歳の時、初代長次郎、200年忌にあたり、赤茶碗二百碗を製作している。
これらの赤茶碗には、(寛政判)あるいは(茶の小判)等と称する年忌の為だけの印(草書楽印)が用いられている。
作行きは、共通した趣をそなえており、全体に大振りで、厚造り、随所に技巧的な箆後が窺われ、砂釉が用いられている。
高台内、見込み茶碗溜等の箆削りは、力強く大胆なものが見られる。
共箱書付は、箱蓋表に(赤茶碗、樂吉左衛門)箱底に(寛政元年)と書かれているのが通例となっており、箱書付は、無印である。
了入の作陶初期から中期へかかる頃、即ち了入三十歳前後を代表する茶碗であり、その頃の作風を窺うことができる。

家祖二百年忌　赤樂茶碗　了入二百之内　書付　
　
柔らかな趣の赤茶碗。赤黒200碗の連作「了入二百」の一碗。表千家13代即中斎(書付)よって銘されている。

口径　約11.7cm
直径　約12.4cm
高さ　約8.5cm
高台高さ　約0.6cm
高台外径　約5cm

大変古い物となります。
時代物ですので、塗装が薄くなっている部分や、劣化している部分もあります。

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