旧ハインリッヒディンケラッカー セミブローグ

旧ハインリッヒディンケラッカー
アポロ
サイズ8.5
日本サイズ27.5cm前後
ウィズG
ノルベジェーゼ製法

ダブルジャーマニー時代のハイライン、非常に貴重なペアになります。

写真を見ても伝わるかもしれませんが、オーラが半端ない。

この靴を手にした時、ニヤニヤが止まりませんでした。
この靴から放たれるオーラみたいなものに当てられた。

この靴、そして旧ディンケラッカー素晴らしさは

エイジング

にあると思います。
履いていくことでうまれる色のグラデーション、色が抜けたり、アッパーが薄くなったり、またシワが入ったりする事でうまれる芸術でしょうか。

履き潰されてもクタクタにならない。シワも上品にはいるのは良いレザーを使用しているから、そして履きつぶしてもしっかりと形が保たれてる、これは職人のなせるワザ、計算されつくされた芸術のなのです。

だからディンケラッカーのビンテージを集めてしまう。

★手入れした感想です
アッパーの足の甲の部分は薄く柔らかいカーフが使われており、クラックやヒビが入りにくい素材選びをしています。

ちなみに、同じ様な作りは旧ディンケラッカーでよく見ます。
当方がコレクションしている旧ディンケラッカーのフル、セミブローグなどはクラックが発生しにくそうな素材が大半でして

この時代のディンケラッカーの職人は

「一生履き続けれる靴」

がテーマだったのではないか、と思うのです。

東欧の代表的な形のブタペストモデルに
コバ周りの辮髪縫べんはつぬい

職人「おれ、こんなんできるで」

と自慢してるような一品。

履き心地から、使用すべき革のチョイス、エイジングによる変化を考え作られた靴作り、これを履ける事の素晴らしさはまさに運です。

この時代のヨーロッパでは靴の製作も分業化され、一足の靴を一人の職人が全て作りあげる事はなかったようです。
そんな中旧ディンケラッカーだけは一人の職人が手作業で全て仕上げる製法を貫いてたようですね。

なので腕に自信のある職人が旧ディンケラッカーには沢山集まったとゆう話です。

旧ディンケラッカーの靴はとても面白いのでついつい買ってしまいます。
デザイン、エイジング、履き心地、全て別格です。
こんな靴は西欧にはない。

マイサイズではないので放出します。

最高の履き心地、是非お試し下さい。
最高の靴です